Google Desktop 3 の英語版の正式リリースが行われました。
愛用しているデスクトップ検索の英語版の新版です。まだ日本語版は出ていません。
注目は「Search Across Computers」という複数のPC内のファイル検索が可能になる機能。下の私の記事にあるように「Googleのサーバにファイルを送信して30日間保存される」ため、場合によっては非常に重大なデータ流出に繋がる可能性があり、この機能の使用は辞めましょうという勧告が出ている事です。私もこの機能に関しては使用は勧めません。
他に目立った新機能は以下の通りです。
- Ctrlキー2回押しで検索ボックス「Quick Search Box」が表示される
- サイドバーのパネルを独立してデスクトップ上に配置出来る
- Shiftキー2回押しでデスクトップに配置したパネルを前面表示
- 特定フォルダを"under:"オプションで指定して検索可能
- Lock Search機能でデスクトップ検索をロック可能に
そして、いつも通り試してみました!
今回は英語版という事もあり、サブマシンで・・・。
Google デスクトップをダウンロードしてインストールすると、最後に設定画面が出てきます。
ここでちゃんと確認しておくのは「Search Gmail and my other computers using my Google Account」の中にある、「Search my documents and viewed web pages across all my computers.」です。
この部分が「
Search Across Computers」になります。Googleのサーバとはいえ、
外部に自分の重要なドキュメントでも送信してしまいますので、私はチェックを入れない事をお勧めします。 
無事、インストール完了します。ここらへん、結構あっさり終わっちゃうんですよね。
但し、デスクトップ検索がちゃんと出来る(インデックス作成完了)まではドキュメント数にもよりますが一晩掛かる程時間が掛かったりします。それも、Windowsを操作中はインデックス作成が行われませんので、一晩、PCを付けっぱなしになる可能性もあります。
設定は、タスクトレイにあるGoogleデスクトップのアイコンを右クリックして、「Preferences...」を選択して下さい。

WEB画面による設定画面が表示されます。上の方にある「Display」欄をクリックすると、ここでも「Search Across Computers」を設定出来ます。私は使う気はないので、チェックは外しています。

また、同じ欄にある「Quick Search Box」のチェックを付けると、Quick Search Boxが使用可能になります。デフォルトでは使用可能になっています。
「Quick Search Box」とは、こんな画面です。何処でもOKですので、CTRLキーを2回連続で押すと「Quick Search Box」が表示されます。

文字を入力していくと、サジェスト(候補表示)機能が出てきます。検索文字列を入力して実行すると、検索結果画面が表示される仕組みです。Quick Search Boxは、ESCキーやCTRL2回押しで非表示になります。
私が今回、一番待っていた機能が、サイドバーのパネルを分離出来る機能です。サイドバーは色々な情報を表示出来て便利ですが、確実に右端がGoogleサイドバーで使用されて画面領域が狭くなってしまいます。サイドバーから分離して、画面上の好きな場所に配置出来ます。この状態は、サイドバー状態ではなく、検索ボックスをフローティング状態にしてパネルを好きな場所に配置しました。
うーん、便利♪♪

また、パネルの右上にある▼を押して、「Stay on top of other windows」を選ぶと、常に画面の最上面に出てきます。常にチェックしておきたいニュースや株価のパネルがある人は、非常に便利ですね!

また、フローティング状態でパネルを分離している状態ですとパネル管理がタスクバー上に出てくるようです。
パネル管理の「Panels」をクリックすると、他の画面の下に隠れていたパネルが前面に表示されます。

サイドバーからのドラッグでパネルを分離出来ますが、この画面で左端のチェックを入れて「Floating」を選ぶとデスクトップ上に表示されます。
ちなみに、Disabledは使用しない(非表示)、Sidebarはサイドバーにパネルを表示になります。
Lock Search機能は、検索ボックスにあります。これをクリックするとデスクトップ検索不可に出来ます。

Lock Searchを有効にした状態で検索すると、パスワードの入力を求められます。
このパスワードはWindowsのログオンパスワードを求められるんですよね・・・これも少々、疑問を感じます。

"under:"オプションで検索フォルダを指定可能になりますが、こちらは見た目上何も変わりません。
便利にはなりましたが、やっぱり入力は少々面倒と思いました。出来れば指定画面を表示出来るようになって欲しいですね!
「under:"C:\Program Files" txt」と書けば、C:\Program Files 以下のテキストファイルを検索出来ます。C:\Program Files はスペースを含むフォルダパスになりますので、ダブルクォーテーションで括っています。
パネル分離は「
Yahoo! Widget Engine」を使って時計やアラーム、CPU使用率などを表示していますが、最前面表示を個別に指定出来る上にメモリ使用量もかなり少なめ(Google Desktop全体で30MB以下程度?)のコチラの方が使い勝手が良さそうですね!・・・見た目の良さは段違いで負けていますけど・・・
いかがでしょうか?使ってみると、かなり便利になったと思いました。Search Across Computersは私はよくないと思いますが、使わなければいいだけですしね。早く日本語版出てくれないかな〜♪ やっぱり英語の文章で書かれている説明文は不安なんですよね〜・・・
【私の記事】