07年09月のこのページの記事一覧です。

2007年09月20日

コリン・マクレーが自家用ヘリで死亡事故

2007年9月15日の英スコットランドにて、世界ラリー選手権(WRC)の元チャンピオンのコリン・マクレーが自身が操縦する自家用ヘリコプターが墜落し、自身と長男、長男の友達と自身の友達4人の死亡が確認されました。享年39歳でした。
レースとは関係がない事故死だけでもショックなのに、長男も一緒とは痛ましいです。

 元WRC王者コリン・マクレーがヘリコプターで墜落死 (carview)
 元WRC王者、コリン・マクレー事故死 (Response.)
 伝説的なラリースト,コリン・マクレー氏がヘリコプター事故で死去 (4Gamer.net)
 コリン・マクレー (Wikipedia)

マクレーはWRCでダイナミックなドリフトを披露して日本でも多くのファンがいました。
1995年にスバルのインプレッサでスバル初のマニュファクチャラーズチャンピオンと史上最年少ドライバーズチャンピオンという栄冠に輝きました。90年代にライバルの三菱ランサーエボリューションを駆るトミ・マキネン、トヨタのセリカを駆るカルロス・サインツと共にWRCでの日本車黄金期をもたらしました。


ラリーの華は「ドリフト・ジャンプ・クラッシュ」ですよね。

今と比べて、あの頃のWRCは大きく横を向くドリフト、ジャンプは飛距離も高さもありました。その時のWRCを象徴とするような派手な全開走行を見せてくれるドライバーがコリン・マクレーだったと思います。

今はセバスチャン・ローブを筆頭としたグリップ重視のアングルの小さいドリフト、ジャンプも山なりではなく水平に鋭く飛ぶような感じで飛距離もありません。どちらも少しでも駆動力を得るための走行で素晴らしい技術です。速さを追求するとそこに行き着き、今の主流はそのような走りなわけですが、『観て楽しむ』観客としてはやっぱりワクワク感が減ったかも、という気はします。

最後のクラッシュでもコリン・マクレーは人気者?でした。全開走行が仇となりマシン大破は数知れず、あまりのクラッシュぶりに「Colin McCrash(マクラッシュ、壊し屋マクレー)」と呼ばれるように。まぁ、同じようにトミ・マキネンも全開走行でよくマシンを壊していましたけど、このニックネームのせいか私も妙にクラッシュ=マクレーというイメージがあります。

昨今はWRCからは縁遠い存在となっていましたが、ラリーゲームの監修を行い何本もリリースしているだけに違う方面からラリー界を盛り上げてくれていたと思います。
「6月には「Colin McRae: DiRT」がPC,Xbox 360,PLAYSTATION 3でリリースされており,発売第一週で50万本の売り上げを記録するなど,人気を博している。」(4Gamer.net)


あの青い555インプレッサのドライバーが死んだと思うと、なにやら寂しいです。
ええ、今でも仕事のテストデータで適当な3桁の数字入力となると「555」と入れちゃうお馬鹿さんな私ですから。

ランエボのマキネン vs インプレッサのマクレー vs セリカのサインツ

この時代のWRCが一番好きでした。マクレーには今後のレース界の安全を見守って欲しいです。
posted by 藍旋 at 02:09 | Comment(6) | TrackBack(0) | WRC 世界ラリー選手権

2007年09月24日

大阪の三番街シネマ閉館

大阪の三番街シネマが2007年9月24日(月・祝)に閉館します。偶然、その事に気付いたのでちょっと懐かしさも手伝って急遽映画を見に行ってきました。

シネコンが増えた事によりスクリーン数が大幅に増えたので、話題作以外の「この映画館じゃないとやっていない」という事も減り、古い映画館の三番街シネマに行くことも少なくなりました。今のシネコンのシートは長時間座っていてもだいぶ楽ですしね。

シネコンが増える前までは映画館の席は指定席以外は座った者勝ちだったので、超話題作だと前回・前々回の開始時間から待っていることもあったり・・・このとんでもなく長い待ち時間がつらいんですよね。さらに音が漏れてきたりしてソワソワしたり(笑) 偶然時計を見ていたりすると「約45分ぐらいで爆発シーンあり」なんて無意識に覚えちゃったり。今の映画館は時間と席を指定するので、扉の前で待つなんて事はなくなってしまいました。その分、映画館自体の記憶は何も残らなくなってきた気がします。デートの時、あの待合いシートであんな事しゃべっていたなぁ・・・なんて思ってちょっとクスリとしてきました。


「ラッシュアワー3」と「TAXi4」を連続で観ました。土曜日に行ったので閉館3日前でしたが、休日にも関わらず本当に空席が目立ちました。まあ、映画自体が集客力がないので仕方ないですけど。詳しいストーリーなどは見てない人が見てしまうのは良くないので、感想だけ。

ラッシュアワー3
捜査官ジャッキー・チェンとロス市警クリス・タッカーのコンビと、真田広之さんと工藤夕貴さんも出演。この映画を観ると、本当にジャッキーの顔も年をとったという感じです。アクションシーンもジャッキー映画にしては少なく、物足りない気がしました。どうもクリス・タッカーは苦手。今回もお調子者の嫌な所だけがただただ強く印象に残ってしまい、映画全体の質を落とした気分。真田広之は頑張っていましたが登場シーンは無理矢理な印象で(※伏せ字:少し遠い正面の白いビルから狙撃しているのに、逃げる時は黒いシャツでビルの目立つ場所をワイヤーで降りていくなんて)それは無いでしょと思えます。意外に頑張っているのが工藤夕貴で思ったよりもいい演技でした。日本人を出す必要が無い役でしたけど。
中国のマフィアならありそうな設定、お約束の高い場所から落ちるシーンもありましたが、5段階中の2の評価です。正直、テレビやビデオで十分だと思いました。

ところでジャッキーは英語がそれほど得意ではなく、長台詞は言わない(言えない)という話を何かで見ました。成る程、確かに長い台詞は無かったですね。

ラッシュアワー3 公式
ラッシュアワー3 Wikipedia


TAXi4
フランスのマルセイユを爆走するプジョー407とタクシー運転手のサミー・ナセリ(ダニエル)とドジ警官フレデリック・ディーファンタル(エミリアン)のコメディ。今回は武装強盗53件・殺人への関与が122件の犯罪歴はアル・カポネ以上というマリオのような「ベルギーの怪物」を輸送中に逃げられて再逮捕するストーリー。ドリフに出そうなベタなコメディは「やりそうとは思ったけど、まさか本当にするなんて」と笑えます。今回も主役と勘違いしそうになるマルセイユ警察の署長が魅せてくれます。フランスの大物サッカー選手ジブリル・シセも本人役として出てきますが、平然とキツイ黒人差別発言を連発!映画の中とはいえ、よくこんな事を・・・ここまでおバカ丸出しの署長だと何故か怒れないのがポイントなんですよね。拷問シーンもコメディでこれで口を割らせようという考えがスゴイです。割りましたが。エミリアンの小さな息子がサッカーをする時もアメフト並のプロテクター、試合でも怪我をするからとボールが来ても見逃せという親馬鹿(馬鹿親)もいいですね。

どこかで見たことあるような古典的なコメディ手法が殆どですが、ラッシュアワー3よりもよほど笑えると思います。但し、カーチェイスも爆走シーンも少ないです。そもそもタクシーとしての本業も殆どないですし。プジョー407の爆走シーンを期待するとガッカリします。犯人たちさえも恐れる署長を評価して5段階中の4の評価です。

ところでTAXi4の日本語吹き替えは、オリエンタルラジオ・眞鍋かをり・高田純次。高田純次はお似合いですが・・・絶対に見る気が起きません。

TAXi4 公式
TAXi4 Wikipedia
posted by 藍旋 at 00:45 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

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