これはGoogle マップに、目印(アイコン)、直線、シェイプ(塗りつぶし)の3種類を自由に追加できる機能で、マイマップはアイコンなどのグループとして1アカウントで複数作成可能です。
このマイマップは友達などにURLを教えて見て貰うことが可能(ログイン不要)で、Google Earth に使える KML ファイルとして出力が可能です。また、この作成したマイマップは全体に公開も可能で、検索対象に含ませる事も可能になります。
Google マップ
Google マップを使って地図が簡単に作れるようになりました。 (Google Japan Blog)
Google、『Google Maps』に地理連携コンテンツ作成機能を追加 (Japan.internet.com)
Google マップにオリジナル地図作成機能「マイマップ」が追加 (CNET Japan)
Googleマップに自分だけの地図を作成できる「マイマップ」機能 (マイコミジャーナル)

Google マップに移動すると、マイマップというタブが追加されています。このタブをクリックすると、「新しい地図を作成」という項目があるのでこれをクリックして開始します。

マイマップにタイトルを付けます。例えば「和食」「イタリアン」「映画館」等のグループ単位で作成します。ここで説明を書いたり、検索対象にするかどうかを公開・非公開で選択します。初期値で 公開 になっていますのでプライベート地図の場合は注意しましょう。

映画館で作ったマイマップです。
地図の左上にある4つのアイコンをクリックするとそれぞれのツールのモードに入ります。手のアイコンはアイコンの移動など、目印アイコン、直線描画アイコン、シェイプ描画アイコンがあります。
画像では目印アイコンとして「映画館」のアイコン、その左にある緑色の線は直線ツール、映画館の吹き出しの下にある緑色の部分がシェイプツールによる塗りつぶしで作りました。

目印アイコンは約90個あり、吹き出しはテキスト・リッチテキスト・HTML編集が可能で、画像やYouTubeの動画を貼り付ける事も可能です。直線やシェイプはクリックすることで折り曲げることが出来て、色や太さなどが指定可能です。
友達にこのマイマップを教える場合は、地図の右上にある「このページのリンク」を右クリックしてURLのコピーするか、マイマップのタイトルを右クリックしてURLのコピーをして教えます。
このURLを受け取って見る人は編集権限にはなく、閲覧のみです。

上のリンクの左横にある「KML」は、Google Earth で目印などを追加表示できる「KMLファイル」を保存出来ます。
Google Earth は面白いですが航空写真のみで、詳しい場所を調べたり人に教えるのは実は結構難しいソフトです。この Google マップで KMLファイルを作成して、Google Earth で取り込めば簡単に作れるようになりまし、人に渡すことも簡単です。ここらへんは考えられてますね。ただ、直線ツールの太さが全然反映されておらず、上の写真では存在に気付かないほど・・・
使ってみた感想ですが、やはり使い易いですね。
今までのGoogle マップの欠点として、場所をピンポイントで教えるアイコンが使えないがありました。自宅などを目印を付けて人に教えるには不向きというのがこれで解消されました。これは大きな進歩・・・といいますか、他に追いついたというイメージです。
さて、欠点ですが、結構大きい欠点があります。
1.複数のマイマップを同時に表示できない。
2.マイマップURLは常に作られており、誰でも見れる。
1のマイマップが複数見れないのは結構ツライです。例えば、遊ぶスポットと食べるスポットは別のマイマップに作ると思いますが、同時に見れないとこういうルートで行こうかな?等が出来ません。Google カレンダーは複数のカレンダーをチェックボックスで同時表示出来るので改善して欲しいですね。
2はさらに深刻で、URLが常に存在するために偶然でも誰かが見る可能性があることです。これはGmailアドレスを持っていない人にも見せれるようにする配慮からです。これから作成者のメールアドレスなどはわかりませんが、プライベートな地図を作ると「〜さんの自宅」「〜さんの店」等の個人情報を書いてしまいがちです。これには気を付けましょう。
※Google マップのヘルプにも「すべての地図には公開用 URL があることに注意してください。 原則として、誰にも見られたくない地図はここで作成しないことをお勧めします。」と書いています。
個人情報を書き込まない、人にマイマップを教えた場合は今後も見られる可能性があることを忘れずに上手に使いましょう。
※例えば、人に教えたことを忘れて、恥ずかしいお店の情報を追記したり・・・ね?