今日は体調が悪くて、ベッドでゴロゴロしつつ友達達とメッセしていて気になったニュースとか喋っていましたが、意外に知られてないのかなー?と思ったのでココでアップしてみることに。
カエルツボカビ症。
ツボカビ症といえば全世界のカエル等の両生類に感染し、食欲の減退、体の麻痺を発生させて次々と死んで大被害が発生している病気です。このツボカビ症、既に日本の野生の7%が感染しているとの事です。人間に被害を与えるわけでもなく、カエル等のイマイチ見た目がよくない生物相手なので、なんとなく話題として軽視されている雰囲気ですね。
・ツボカビ:両生類被害が拡大 野生の7%感染…環境省調査 - 毎日jp(毎日新聞 07/11/11)
・在来種カエルの感染死確認 ツボカビで麻布大が実験 - MSN産経ニュース (07/11/10)
このニュースを振ったところ、ぶっちゃけ困らないんじゃ?という返事が。いえいえ、生物の時間にやった食物連鎖あるでしょ。。。すごく大きい事ですってば!
まずは田んぼのカエルが減ってしまうと農作物の害虫対策が激減してしまいます。蜘蛛も食べてくれますが、やはりカエルがよく食べるそうですね。そうなると、害虫が増える=農薬が増える=食の危険度が増すという当たり前の構図が出てきます。日本の米が美味しい理由に農薬量が少ないという事があるそうですが、これも見込めなくなくなります。農薬が増えれば土地も疲弊します。食糧自給率が先進国でもダントツに低い日本がさらに厳しい状況に追い込まれるわけです。
また、カエルが減るとそれを食べる鳥等にも被害が出ます。そうするとドンドンと自然界のバランスが崩れていくので被害は計りしれません。自然界の繋がりって恐いですね。。。
食物連鎖以外にも病気の心配も増えます。カエルが減ることにより増えた蚊を媒体とするマラリア等の感染病です。実際、1970年代にインドは食用蛙を輸出することによりカエルが減り、爆発的に蚊が増えてマラリア感染が増えたらしいのです。近くでは北朝鮮等でもマラリアが増えているそうなので、遠い国の病気と笑っていられません。
この話は思った以上に日本の未来を揺るがしかねない話になるかも知れないんですよ、という事でした。
たらい回しは次の記事に。
当然、虫が増える可能性は高いです。
蚊、ハエ等はカエルがよく食べますし、ヤモリはゴキブリを食べます。
ただ、ヤモリ自体の生息数が減ってますし(実家も田舎の割にぐんと減ってる気も)
家にいるようなチャバネゴキブリ等に目に見えて影響するかどうかは怪しいですよね。
ここでさらに繋がりを考えていくと、色々と影響するのがわかりますよ。
例えば、カエルを食べるのは? 蛇とか鳥類ですよね。
じゃあ、蛇などを食べるのは? イノシシとかです。
野生のイノシシやカラスなどの鳥類が餌不足から畑を荒らしたり、
都会のゴミをあさったりするのはよく知る事実ですよね。
山林に近い畑がイノシシにより壊滅的な被害を受けることも多く
これが悪化すれば野菜類の高騰の遠因になることも考えられます。
これを考えすぎと思うのは簡単ですが、食物連鎖とはそういう物ですから。