2005年09月20日

WRC9〜11戦放送について

見て頂けました?
WRC9〜11戦の地上波放送」で案内しましたWRCの地上波放送。少し、説明などをしてみたいと思います。


R.9 アルゼンチンは、実質たったの5分程度とあまりに短い放送でショック!
WRC9〜11戦の地上波放送」でその風景の良さをアピールしておきながら、さっぱりでした(p_q)

ウォータースプラッシュでスバル・インプレッサは速度を緩めますが、構造上、深く突っ込むと押し寄せる水圧でラジエーターが破損してしまうらしいのです。これは去年から続く不具合で、今年に入っても治っていないため、水圧を減らすために速度を落とすわけです。マシンは毎年モデルが変わっており、世代間でのトラブルとなってしまいました。

凍った路面に観客が砂を撒いて路面状況を惑わせて、コースアウト(スピン?)させるとうトラブルもあったのですが・・・全くそういうシーンがなかったですね。

セバスチャン・ローブの6連勝は、WRC史上初となります。WRC史上で最も・秀なドライバーとして名を残しそうですね。



R.10 フィンランドは、最も・名なラリーの一つで、これぞ!というのを味わえました??
ジャンプの着地にコ・ドライバーが負傷するというシーンがありました。コ・ドライバとは、ナビゲーターの事です。コ・ドライバはペースノートを読み上げて誘導しますが、悠長に前を見続ける事が出来ないので着地のタイミングと心構えが出来ずにコ・ドライバーのみが負傷してしまうのです。

フォードがパンクして順属を落とすというのがありましたが、ムースが働かず・・・という言葉が出てきました。ムースとは、ムースタイヤの事で、WRCは未舗装路を走り石などでパンクする事が多いので、ムースタイヤと呼ばれるタイヤを履きます。これは、普通のタイヤの中に、さらに空気を入れていないタイヤを履いていると思って下さい。パンクにより普通のタイヤから空気が抜けた際に、瞬間的に中のタイヤにムースを注入して膨らませます。このムースはすぐに固まり、支障が出ずに走れるというシステムです。身近な物では、自転車のパンク応袖処置用にこういうムースを注入する商品があります。但し、一度入れてしまうと、中身が詰まってしまってもうそのタイヤは使えなくなりますけど。

コ・ドライバーとは、ナビゲーターの事を指し、ペースノートを読み上げて、ドライバーを誘導します。見ての通り、ラリーは前が見えないような道を全力で駆け抜けるため、ペースノートを読み上げるタイミングや正確さ等でラリーの不出来が決まるので、非常に大事なドライバーの目のため「コ・ドライバー」として呼ばれているのです。

ペースノートとは、次のコーナーまでの距離、コーナー角度、障害物等を書いています。現在のレギュレーション(ルール)では、レッキと呼ばれるレース直前の規定期間に法定速度程度で2回走る事により、作成する事が出来ます。ペースノートとはこのような記号で書かれています。

050920_wrc_pn.jpg(Enjoy Rallyingさん)

例えば、「R3 L3 50 L3」等は、きっと「右コーナ3の角度に続いて左コーナ3の角度、50m先に左コーナ3の角度・・・」等になるんでしょうね。ちなみに、角度は大体10段階表記だと聞きます。ペースノートは手作りで基本的にコ・ドライバー専用なので、記号など詳しい事は判りませんが、「L4/C」のCはコーションで要注意だと思います。

詳しくは、Enjoy Rallyingさんのサイトで説明されています。

Enjoy Rallyingの廣田様に画像の許可(事後ですけど)を頂くためにメールしたところ、ペースノートについてアドバイスを頂きました。
『L4/Cは「えるよんオーバークレスト」と読み上げ、クレストを越えながらL4をクリアする(上下のあるL4)という意味です。』
なるほど〜!ありがとうございます♪

クレストとは『コース上の先が見えない上り坂の頂上、路面の隆起のことなどを指す。クレスト後のコース状況によって走り方が変わる。ちなみに段差のことはバンプと表現を使い分ける。』です。(cusco)



R.11 ドイツは、2002年の初開催よりずっとローブが勝っていたんですね。気付きませんでした(*ノノ)
ブドウ畑にフォードが突っ込むシーンは良かったですね〜(o^ー')b まるで芝刈り機のようにブドウの・が刈り取られていました!他の番組でブドウ畑に突っ込むシーンは見ましたが、上からのカメラは初めて見たので笑っちゃいました♪

後続車に追いつかれて、焦って崖を落ちるというシーンがありましたが、追いつかれるのは結構あるんですね。ちなみに、WRCでは順次出発のため、基本は2分ごと(埃が多いステージは3分ごと)にスタートですので、ちょっとスピンしたりコースアウトすると、すぐに後続車に追いつかれます。ステージによってはあのように細い道なので、抜いて貰う事も出来ず・・・なんですね。

レグ2の「戦車の演習コースであり、大きなコンクリートの塊の縁石が接地してあり」と書きましたが、全く無かったですね。コレが最悪でドイツラリーは辞めましょうという話まで出ているのですけど。。。今年もコレにヒットして大破がありました。
050920_wrc_leg2.jpg(SUBARU モータースポーツ)


いかがでしたでしょうか?
ラリーはTV露出が非常に少なく、知らない用語も多いと思います。今回の話がお役に立てれば嬉しいです♪簡単な用語集を作りたいと思っていますので、知らない言葉があればコメントでド〜ゾ〜。




9月23日(金・祝) 12:30〜13:00
テレビ東京系列にて、R.12 グレートブリテン(イギリス)の1戦を放送予定デス♪
R.13がラリージャパン(9/30〜10/2)のため、1戦だけの放送だと思います。

今回のグレートブリテンは非常に残念な事故が発生しています。
プジョーのコ・ドライバーのマイケル・パークがお亡くなりになりました。
心からご冥福をお祈りします。


【追記】
ペースノートについて修正しました。
Enjoy Rallying廣田様、ありがとうございます♪ちなみに、本物のコ・ドライバーもされています。
posted by 藍旋 at 01:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | WRC 世界ラリー選手権
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