2005年09月23日

WRC12戦放送について

見て頂けました?
WRC9〜11戦放送について」で案内しましたWRCの地上波放送。別個に書いた方が気付いて貰えたのかも?とりあえず、説明などをしてみたいと思います。


コリン・マクレーがシュコダから久しぶりに出走しましたね!
この人は95年のドライバーズチャンピオンで、最年少チャンピオンでスバル初のマニファクチャラーズタイトルと、日本人にはとてもなじみ深い人です。あだ名は”マックラッシュ”で、よくクラッシュしていました。それがまた人気だったんですけど(笑) その後、ドライバーズタイトルでV4を成し遂げたトミ・マキネンのライバルでした。私はこの頃にBS放送で初めてWRCを知りましたのでなじみ深いです。

マクレー、マキネン共に、現在は新しいドライバー育成のために力を注いでいます。そのマクレーが師事しているスバルのクリス・ミークと接戦していましたね。腕の差では今でもマクレーの方が上かも知れませんが、残念ながら、シュコダは非常に資金難でいつ撤退してもおかしくないメーカーなだけに、シュコダ・ビフォアの開発度合いは低いのが残念です。


レグ3で、プジョーのマルコ・マルティンのコ・ドライバーのマイケル・パークが事故により死去されました。コースアウトして転落し、太い木が助手席を直撃したようです。WRC等のレースカーは非常に強度の高いロール・ゲージというチタン・パイプ等で作られた籠のような物でドライバー達を守っているのですが、それでもこのような事故は起こってしまいます。死亡事故は約20年ぶりとのこと。

86年にヘンリ・トイボネンというドライバーが事故で死亡しました。この時に、500馬力という無茶苦茶なモンスターマシンが闊歩するグループBが危なすぎるという理由で幕を閉じました。当時のマシンの資料を見ると、プジョー205T16E2というマシンは、500馬力・トルク57kgmの車重930kgというとんでもないスペックでした。現在は、車重は1230kg以上と決まっており、大体300馬力のトルク60kgmでしょうか?これは、エアリストリクターという、わずか直径34mmの吸入口の制限装置を付けているため、大体同じぐらいの性能になるためです。


この事故により、残り2つのSSは主催者側がキャンセル

同じプジョーのマーカス・グロンホルムは哀悼の意を込めて自らリタイア。良い調子だったのですが仕方ないですね。

シトロエンのセバスチャン・ローブが今回優勝すればドライバーズタイトルを早くも決定したのですが、こんな事故が起きているのに優勝を手に入れたくないと、トップだった順位をわざとタイムコントロールに2分早着してペナルティを受けて3位に。そのため、スバルのペター・ソルベルグが優勝出来たわけです。

特に、プジョーとシトロエンは、メーカーとしては「PSA (Peugeot Citroen Alliance)」という、プジョー・シトロエングループというグループ会社です。余計にこんな事故の時に優勝したくなかったのです。



現段階の順位は以下の通り

マニファクチャラーズタイトル
1.137P シトロエン
2.117P プジョー
3.77P フォード
4.73P スバル

ドライバーズタイトル
1.99P セバスチャン・ローブ(シトロエン)
2.65P ペター・ソルベルグ(スバル)
3.61P マーカス・グロンホルム(プジョー)


シトロエンのセバスチャン・ローブが圧倒的ですね。来年はプジョー・シトロエンが出場しないので、セバスチャン・ローブの動向が気になります。本人はフォードか、プライベーターとして出走するつもりみたいです。・・・残念ながら、スバルはイヤとのことです。三菱は考える気もなしみたいです。



今回の悲しい事故に対して、マイケル・パークさんに、哀悼の意を表します。



今回はJWRCに出走中のスズキのスイフトもWRCに出場していました。
WRC参戦が2007年にあるかも?ですが、なかなか難しいです。それはWRCに見合ったマシンが無いのです。このクラスは1600ccなのでまだいいのですが、WRCは2000ccなのでエンジンもそれに見合ったマシンもありません。規定上、エンジンは同メーカーのエンジンなら問題ないのですが、スズキの最大排気量は1600ccだったと思います。さすがに400ccも排気量を上げた上にターボ化して勝てるほど甘くないですしね。

2007年よりスーパー2000カテゴリーが始まる予定があるようで、NA(自然吸気、ノンターボ)エンジンでコストを削減してメーカーを呼び込もうというのがあります。NAであれば、なんとかなるかもなのですが・・・どうなんでしょ??ちょっとここら辺の勉強不足でスイマセン。



番組内で出てきた用語

グラベル
未舗装路のことで林道や砂利道などですね。雪のスノー、氷のアイス、アスファルトのターマック以外は、グラベルと思って下さい。

レッキ
WRC9〜11戦放送について」にあったペースノートを作るための本番前の下見走行。本番の2〜3日前に走りますが、本番車は使用不可、タイヤも一般タイヤ、確か法廷速度の制限付で、一つのSSにつき2回しか走れません。この時に、ペースノートを作ります。作り方は、ドライバーが走った時の喋る内容を、ノートに書き留めたりするそうです。例えば、ステアリング(ハンドル)にテープで目盛を付けて「R5」で右コーナで角度は5段階目等、詳しく言うそうです。レッキ走行をしたというのは、ペースノートを作るためにコースを走ったということですが、ペースノートは本人が作らなくてもいいので、レッキ走行=レースに出たとは限りません。

タイムコントロール
SSは各車2分ごとに出発してタイムを競うため、効率よく出発するためにはある時間には出発地点に出走順に並ぶ必要があります。その集合場所というわけです。修理などで遅れると1分ごとにペナルティがつきます。



10月10日(月・祝) 10:30〜12:00
テレビ東京系列にて、R.13 ラリージャパンの1戦を放送予定デス♪
北海道で行われる日本での開催第2回目! ドライバーからも面白いと好評らしく、開催が続いてくれそうで嬉しいです♪

ラリージャパン公式サイト(9/30〜10/2)

WRC(世界ラリー選手権)日本語公式サイト
posted by 藍旋 at 20:19 | Comment(4) | TrackBack(0) | WRC 世界ラリー選手権
この記事へのコメント
こんにちは。今回もおかげさまで見ることが出来ました。
以前ESPNで見てた時期もあったんですが、不規則なのと総集編(?)初回放送のほとんどがF1に被さるのでいつの間にか見なく…(^^ゞ
以前は日テレが放映権を持ってたように記憶しているのですが、いつの間にかテレ東になったのですね。
コストと安全性はドコのカテゴリでも悩みの種ですね。今のWRカーが市販車と同じなのは基本の外見だけだし。個人的には北欧メーカーに参戦して欲しいかも。なんとなくですが。

そしてホントは別に書きこんだ方がいいのかもですがFirefoxの機能拡張。Aardvark と Screen grab!(要java)をオススメしておきます…ッ!
Posted by takafumi at 2005年09月23日 22:56
takafumiさん、こんばんわ〜♪
私はF1見ないんですよ〜。WRCやSuperGT等の箱型の方が感情移入出来て好きなんです♪
そのコストが原因で、WRCの存続も怪しくですね。儲けたいFIAとコスト増で悩むメーカー。来年のPSAがいないWRCでは、実質スバルvsフォードになってしまうのがツライです。来年こそ、三菱の復権を・・・!
Aardvark と Screen grab!、ぐぐってみます〜
Posted by 藍旋 at 2005年09月23日 23:43
マクレーとミークの接戦、とても面白かったですね。GBだけにどんどん盛り上げてほしかったですが…
コドライバーのマイケルの死去は本当に不幸な事態だと思います。これからはこんなことはあってほしくないです。

今後、三菱、スバル、スズキの日本勢の猛攻も注目するところですが、シトロエンと契約しているミシュランのタイヤってすごいモノなんですね。
他のタイヤメーカーもがんばってほしいです。
お邪魔致しました。
Posted by stickman at 2005年09月24日 12:48
そういえば、同じイギリス人のR.バーンズも、来期以降もシート不足で帰りたくても帰れないんですよね。。。

事故はホントにツライですね。でも、20年も死亡事故はなかった(脊椎損傷とかはあったと思います・・・)のですから、安全に疑問があるとかいって叩かれすぎ無い事を祈っています。

ミシュランのZ〜という新型のグラベルタイヤがいいという話を聞きました。往復路の場合、復路では痛んでダメな事が多いところを、二重構造で復路も良くなったとかいう記事を見たのですが・・・型番もちゃんと思い出せず、書けなかったんです(笑) タイヤは情報が少なくて、内容の確認を取りづらいのがツライです〜
Posted by 藍旋 at 2005年09月25日 03:04
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