2005年10月08日

JR西日本は遺族主催の説明会に主席意欲なし

10月6日に、JR西日本福知山線脱線転覆事故の遺族・負傷者の「4・25ネットワーク」と、JR西日本の経営陣(垣内剛社長)が、JR西日本大阪本社で話し合いが行われました。

 事故原因説明を要求 JR西社長に脱線事故遺族 (神戸新聞)
 JR西社長、遺族ネットと初面会 説明会出席拒否変えず (asahi.com関西)
 JR西 責任者出てこい (赤旗)


この話、全然知りませんでした。気になる話題だったんですが・・・よく見ると、ローカル記事扱いなんですよね。非常に注目を浴びた事故の割にはかなり小さな扱いです。

遺族は「JR西日本脱線事故の被害者ネットワーク」で紹介した「4・25ネットワーク」の方達で、遺族主導の説明会をして欲しいという要求でした。ですが、JR側は頑として拒否です。

TBSの朝の番組に気づいたので見てましたが、遺族が「遺族主体の説明会に経営陣が出席して欲しい」といえば、「(ネットワークに加入していない人も含め)遺族を配慮して個別対応します」、「個別対応するのであればネットの人も同席させて欲しい」→「あくまで個別対応」、「JR主催の説明会をするのであれば、その次に遺族主催の説明会を」→「10月23日の説明会を行いますのでそのときに」と、あくまでも遺族主催の説明会には出席せず、JR主催の説明会しか同席しないと言い張りました。「10月23日の説明会でお答えします」は10回も繰り返したそうです。

その対応には、どうしてもJRが誠意を持って対応するという姿勢を感じれませんでした。と、いうよりも、垣内社長の淡々とした雰囲気が本当に遺族を前にしているという実感があるのかなという、怖さを感じたというのが本音でした。

主催がJR西日本であれば、進行を含めて自分たちのペースで話し合いが出来ます。それも、たったの3時間の説明会とのことです。赤旗の記事では「録音・録画の禁止やマスコミへの非公開方針」と書いてありました。一体、107人死んだ事故をどう受け止めているのかな?

最悪、進行妨害として強硬派を途中退席させても「円滑な説明会のため」という大義名分で話を進めれます。質疑応答時間を1時間としてキレイに打ち切り、それで責任を果たしたとして、後は個別対応で行いますと一方的な宣言をしかねないとあの話を見て思いました。


もちろん、これには遺族は納得しておらず、11日に垣内社長ともう一度会うそうです


個別対応は人数が多いので会うのは大変ですが、金銭面にははるかにJRはお得なわけです。
人によっては事故を忘れたいために少額でいいから会いたくないという人もいますし、こういう補償はいくらぐらいか一般人にはあまり想像つきませんので低額で押し切られたり、迫られるとハイと答える人も少なくないです。一律でいくらと迫られて裁判にされるよりは、大半を少額で押し切り、何人かは裁判で争えばいいわけです。遺族の団体と個別対応では、メディアの対応は天と地の差ですので、早く世間の目から忘れられますから何が何でも個別対応を迫りたいんでしょうね。


このJR西日本の話は、特に関西の人はよく見て欲しいと思います。


4・25ネットワーク (JR西日本福知山線脱線転覆事故 遺族・負傷者のネットワーク)
JR福知山線脱線事故 (ウィキペディア)
JR西日本脱線事故の被害者ネットワーク (私の記事)
JR車両に「107命」等の落書き (私の記事)


【追記】
脱線事故運転士を慰霊せず JR西が殉職者法要除外 (Yahoo!共同通信)
6日午前に東大寺で行われた国鉄・JR職員の「殉職者慰霊法要」から、JR西日本は尼崎脱線事故の運転手を対象から除外したそうです。事故の原因がハッキリしないから今回は見送ったとのことです。

いくら何でも、それはないんじゃないですか!!
私は日勤教育から来たプレッシャーからだと思っています。違う原因で運転手が悪かったとしても、それでも、自分の社員が事故で死んだのに、対象から外すなんて悲しすぎますよ!!
posted by 藍旋 at 08:25 | Comment(5) | TrackBack(1) | 気になるニュース
この記事へのコメント
TBありがとうございました。

この会社の体質は何ら変わってないし、変えるつもりも無いんでしょう。こんな大惨事が教訓として生かされないなんて、運転手も含め犠牲になった方々が余りにかわいそうでなりません。

Posted by yasu at 2005年10月08日 11:12
トラックバックありがとぅござぃました。
JR西日本 垣内の様な奴がトップ居る事だけで このような大惨事 起こるべくして起こったと思います。 垣内の事故後の態度が誠心誠意 一生懸命の態度であれば まだしも あの冷ややかな顔と被害に遭われた遺族の方々への接し方 あれは人間の皮を被った殺人鬼そのものですねっ、 奴が殺人を指示した と 思える態度です。
Posted by 真面目に勝って気紛れ風便り at 2005年10月08日 18:03
yasuさん、こんばんわ〜♪
テレビで見ていて、ホントに遺族を見ているのか怖かったです。日勤教育は前からおかしいと思っていたので、運転手がプレッシャーでパニックになったのは、すごいわかるんですよね。それを「あいつのせいでワシが・・・」みたいな感じの態度をとる社長や会社に憤りを感じます。改訂予定のダイヤも運転手からすると、さほど変わらないと言いますし。


真面目に勝って気紛れ風便りさん、こんばんわ〜♪
私はテレビでしたが、本気で「はぁ!?」ってムカムカしてました。予想は書きましたけど、遺族主催の説明会でそれほど嫌がる必要があるのでしょうか? そこで説明会に赴いて土下座するのが経営者じゃないでしょうか?
今まで一度も説明会などに出席しない、国の事故の検討会でも欠席するなど、社長としての自覚があるのでしょうか?
大阪に住んでいてメインの交通機関なだけに、本当に苛立ちが止まりません!!
Posted by 藍旋 at 2005年10月08日 18:35
yasuさん、トラックバックありがとうございました。

JR西日本の対応は、やはり後になってこんなお粗末な結果になっていくのかと、本当に憂いてしまいます。
大企業ほど、「この程度のことで会社は潰れない」と思っているからこそ、我儘なことをしても良いと思っているのでしょうね。

結局は信楽高原鉄道の事故の教訓は活かされておらず、社員への指導も杜撰。
安全よりも儲け重視。事は時間と金で解決する・・・そう考えるだけで腹立たしいですよね・・・

JR西日本には体質改善は望んでいません。
(利用者は物凄い困りますが)潰れてしまう方がましですかね?
Posted by c_y_wada at 2005年10月10日 01:56
c_y_wadaさん、こんばんわ〜♪

一番便利なのはやっぱりJRなんですよね。それにあぐらをかいた態度はムッとします。駅員によっては横柄で何度カチンときたでしょう・・・!

どうもNHKといい、JR西日本といい、大企業と思うと世間からどれほど信用を失っていても大丈夫と勘違いしてる気がします。
雪印のように代替手段があればすぐなんですけど・・・電車の通勤定期とかは、最短じゃないと認定されない等もあって、簡単に意思表示出来ないのが余計に腹立たしいです!!
Posted by 藍旋 at 2005年10月10日 14:32
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