2005年11月03日

WRC14〜15戦放送について

すっかり気付かずに直前にお知らせしたWRC R.14とR.15の地上波放送、見て頂けました?
WRC14〜15戦の地上波放送」で案内しましたWRCの地上波放送。少し、説明などをしてみたいと思います。

来年、プジョーとシトロエン(PSAグループというフランスではグループ会社です)が参戦しません。シトロエンは2007年に復帰しますが、プジョーはそのまま撤退となります。そうなると気になるのが2連覇チャンピオンのセバスチャン・ローブと、マーカス・グロンホルムの来年のシート。
・ローブ、シトロエンチームに残留決定
・グロンホルム、フォード決定

シトロエンはプライベートチームになるので、戦闘力低下は免れません。どうなるでしょう!?


R.14 ツール・ド・コルス(フランス)
フランスのコルシカ島で行われるツール・ド・コルスはツイスティなターマックコース(舗装路。アスファルトコース)。山肌をそうように曲がりくねったコースを疾走します。わずか12本のSSしかありませんが一本のSSが最高32.89kmと非常に長いSSを走る、実はドライバー泣かせのコースです。

ターマックイベント(舗装路)では、タイヤが非常に重要です。いかに地面に食いつくかが大事です。その分、高速になりブレーキも非常に重要になります。元々、ターマックのミシュラン、グラベルのピレリという感じでターマックにはミシュランが強いと言われていましたが、最近のミシュランはグラベルにも強いという状況です。ピレリはターマックに新しいタイヤを用意して戦いを挑みます!

ワークスチームのタイヤはこんな感じです。
ピレリ:プジョー・スバル・三菱
ミシュラン:シトロエン・フォード・シュコダ

さぁ、ピレリ勢はどうでます!?

たまに、ラリーカーって車高高いよね?って言われます。
もちろん、グラベルのような未舗装路では別と思われますけど、こんなターマックイベントだと、F1とかのようにもっと車高ベタベタでよさげな気がします。WRCは公道などを使うため、例えターマックとはいえ、側道などもあります。それがショートカットとして使えるのであれば、遠慮無く側道等をショートカットするため、車高を落としていてはぶつかってしまうんですね。さらに急な坂があるとぶつかってしまいますし、少々のコースアウトもしょっちゅうですしね(笑)

なんと、ローブが全てのSSでトップを取るという快挙!! これはWRC史上初の快挙となります!! 私も聞いた時はあんぐりでした。解説でも仰っていましたが、私も2度と見れないレース展開かも?というほどスゴイ記録だと思います。サーキットのレースと違い、ラリーは不確定要素が多く、勝ちが見えてくると完走のためにペースを落としたりと、普通ではちょっと信じられない記録なんですよね! 基本的には地上波放送以外では記事を書かないようにしていますが、この話を聞いて興奮して書いちゃいましたし(笑)「S.ローブ、WRC史上初の全SS制覇!」。


順位はこの通り
1. シトロエン:S.ローブ  (ミシュラン)
2. フォード:T.ガルデマイスター  (ミシュラン)
3. スバル:P.ソルベルグ  (ピレリ)
4. スバル:S.サフラン  (ピレリ)
5. フォード:R.クレスタ  (ミシュラン)
6. シュコダ:A.ベンゲ  (ミシュラン)
7. シトロエン:X.ポンス  (ミシュラン)
8. プジョー:N.ベルナルディー  (ピレリ)

やはり、ミシュラン強し!!ですね。7位はプライベーター仕様となり、いかにミシュランが強いかを見せつけている気分です。


R.15 カタルーニャ(スペイン)
スペインのカタルーニャ地方で行われるココもターマックコースながらも、前戦とは違ってストレートが多い高速コース。そして一週間と開かない「先週」に続く連戦となり、移動も含めてドライバーやメカニックの疲労が蓄積されている中で、どのようなレースが行われるのでしょう?

タイヤが固いという話が出てきましたが、これはハードコンパウンドといい、タイヤを酷使して高温になるほどタイヤが一番イイ状態になる設定のタイヤです。そのため、雨が降っていたりするとタイヤが暖まらず、良い状態になりません。そのため、ソフトコンパウンドという柔らかいタイヤを使います。低温でもよく地面に食いつきますが、柔らかい分、すぐに削れてしまい使えなくなります。削れすぎるとパンクするなどでお話になりません。タイヤは事前申請するため、その日に雨が降ってもどうしようもないのが怖いですね。

スバルのソルベルグがタイヤを引きずって、ホイールが削れてましたね(*ノノ) 走った後にはその跡が付いていました。ファンとしては嬉しいのですが、きっと地元から請求とか来るんでしょうね・・・こういう損害は基本的にはメーカーが弁償するようです。プライベーターはどうするんでしょう? おそらく、保険とかがあるんでしょうね。

私服の人がコメントを受けていたのは、カルロス・サインツ。スペイン出身で「エル・マタドール」のニックネームを持ち、WRCの中でも偉大なるドライバーの一人と言われるほどの人です。天才が天才を賞賛するという雰囲気でした♪ 日本メーカーでの最初のチャンピオンはトヨタ・セリカGT-FOURを駆るカルロス・サインツです。そのため、日本でも非常になじみ深い人なんですね。

三菱のジジ・ガリが、「ペースノートと違ったんだ。4と書いてあったけど本当は3だったんだろう」というシーン。「WRC9〜11戦放送について」に書きましたが、コースの詳細を書いてあるペースノートにはコーナーの角度を数字で表記しています。コ・ドライバーの読み上げるこの数字を信じてスピードやステアリング操作をしますが、それが実際と違うと・・・このようにです。フィニッシュは最後の最後なので、思いっきりアクセルを踏んでいたんでしょうね。3と4というと少しと思われるかも知れませんが、それが出来ないほどの限界走行ですからね〜


順位はこの通り
1. シトロエン:S.ローブ  (ミシュラン)
2. シトロエン:F.デュバル  (ミシュラン)
3. フォード:M.ヒルボネン  (ミシュラン)
4. シトロエン:X.ポンス  (ミシュラン)
5. フォード:R.クレスタ  (ミシュラン)
6. プジョー:N.ベルナルディー  (ピレリ)
7. フォード:A.ヴァルンボルト  (ミシュラン)
8. シュコダ:J.コペッキー  (ミシュラン)

・・・ミシュラン勢の圧勝でした!!ここまでスゴイと何も言えません。。。

そして、シトロエンがマニファクチャラーズ選手権優勝!! シトロエンの1-2フィニッシュと申し分無しの結果です。


JWRCで横転したスズキ・イグニス、ビックリしましたね〜!
思いっきり、オフィシャルに向かって飛んできました(笑) 木にヒットして事なきを得ましたけど、オフィシャルの大変さを感じる一瞬ですね!


次回の地上波放送はテレビ東京系列にて、R.16 オーストラリアを放送予定デス♪
11月23日(水・祝) 12:00〜
少しでも興味を持って頂けたかた、是非見て下さいね♪


WRC用語集
WRC日本語公式サイト
posted by 藍旋 at 23:01 | Comment(2) | TrackBack(0) | WRC 世界ラリー選手権
この記事へのコメント
こんばんは。
おかげさまでちゃんと予約して見れました。

いやしかし、ローブ速すぎ。とんでもないですね。F1で全チーム周回遅れと同じぐらいのインパクトでした。…もっと?
そしてそのチームが撤退するというのもビックリです。
ドライバーを3戦、コンストラクターを2戦残しで決めるほどの強さで撤退というのはどういう事情なんでしょうか。
コストが原因だとするとかなり怖いです。でも、スバルと三菱以外は割と出場したりしなかったりを繰り返してたりします?

チャンピオンがプライベーター。今日見た速さからは、ちょうどいいハンデ…なのかなぁ。
Posted by takafumi at 2005年11月04日 01:21
takafumiさん、こんばんわ〜♪

今年の勝率66%になっちゃうんですよね? 決して他が弱いわけじゃないんですが・・・問答無用に強すぎです(笑)

あり得ない!度ではF1のほうがありえないと思いますけど、私のインパクトではそれぐらいでした(*ノノ)

コスト高や一定のアピールが出来たり、参戦出来そうなモデルが無くなると撤退はありますよね。シトロエンは復活してくれますが、プジョーが消えるのは寂しいです。。。
Posted by 藍旋 at 2005年11月04日 18:31
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