2005年11月25日

フォルクスのステーキもどきについて

えっと、今頃・・・と思われるネタですけど、「フォルクスの偽ステーキ問題について」です。
なんかこう、「成型肉」「内臓肉」「脂身」等、ネガティブなイメージを持つ言葉を並べられるので、すごく悪いイメージがあるので、ちょっと考えて欲しいと思ったんですよね。

 ステーキ?実は成型肉 フォルクスに排除命令 (Sankei Web)
 「成型肉」をステーキと表示、「フォルクス」に排除命令・公取 (NIKKEI NET)

2005年3〜9月に全122店で、「ビーフステーキ焼肉ソースランチ」など5種類のメニューで、成型肉(内臓肉と脂身をリン酸塩という添加物でつなぎ合わせたもの)である事をメニューやチラシに記述せずに約44万食を販売しており、それが公正取引委員会の調査を受けて廃止された事件です。

これを見て思うのが、「ステーキはやっぱりブロック肉でしょ!! 一般常識ではブロック肉を焼いたもの!!」が一般人の定義ですよね。それを書かずに出しているフォルクスは悪いと思います。ステーキ業界の定義はどうか知りませんけど、少なくとも一般人は騙された気分です。ただ、それはフォルクスだけがしてるわけじゃないんです、と。

 だれもが食べている“もどき食品” (livedoorニュース)

あららー・・お弁当や居酒屋のサイコロステーキや、安い焼き肉やしゃぶしゃぶ食べ放題ではこういう肉が殆どらしいです。

そして、内臓肉という、なんかこう悪そうなイメージしか持てそうにない言い方ですが、焼き肉屋で言うと「シンスカート」や「ハラミ」といわれる横隔膜です。いきなり普通に食べているものに早変わりです。むしろ好きな人もいるんじゃないでしょうか? 確かに、私も「なんですとー!」と思いましたが、内臓肉と脂身をつなぎ合わせたという粗悪品の固まりのような書き方ばかりがニュースで目に付きました。一般的に食べられている部分の肉なら、その呼び方も書くべきじゃないかな?って。

ただ、上でも書かれていますが、結着剤のリン酸塩はカルシウム摂取阻害効果があるとか、成型するために表面だけに付着している細菌が肉の奥まで入り込み、生焼けでは食中毒の可能性もあるという事です。ここら辺は、ちょっと注意が必要ですよね。むしろ、焼き肉屋でそのような肉を出している方が、本当に火が通らずに食べている人も多そうで怖い気がします。。。コチラの方が表示して欲しいところですよね。ちなみに、リン酸塩は非常によく使われています。スーパーでハムとかソーセージの原材料を見ると、よく目に付くと思います。・・・カルシウム不足→骨成型に悪影響の可能性があるので、みんな使っているから問題ないという気はないですけどね。


下はフォルクスIR情報より。
「成型ステーキ」に関する公正取引委員会の排除命令のお知らせとお詫び
今回の排除命令の詳細について
成型ステーキの歴史とその背景 原材料とその製法


30年(!)も前からこの成型肉は「ワゴンステーキ」として使われており(全てのステーキじゃないですよ)、フォルクスとしては驚いたそうですが・・・私達の感覚では「ブロック肉」ですしね!ここは十分に反省して欲しいところです。

30年前はサーロインステーキ等もかなり高価だったようで、安く供給するための知恵と評価出来ると思います。ハラミは片側は厚さ1cm、もう片方は厚さ2〜3cmとステーキにするには不適当な形のため均一に焼けない、肉繊維の方向も悪いという理由から、成型して市場に送り出したのはスゴイと思います。ワゴンステーキとして売り出しましたが、このワゴンとは「荷馬車(ワゴン)の幌(ほろ)のような形」という由来らしく、当時は成型肉と書いていたんじゃないでしょうか?


と、いうわけで・・・フォルクスの今回の件は悪いと思いますが、一緒に成型肉が悪者として言われるのはちょっとおかしいと思ったんですね。いわば、寿司屋と一緒かな、と。本当にイイモノを食べたければカウンター席のお寿司屋に、安くてワイワイ食べれてお財布に優しくて気軽に食べたいなら回転寿司にというように。安く提供するための努力という風にとれば、それほど大きい問題とは思えません。なんせ普通に食べているお肉ですから、合成イクラとかよりも遙かにまともですしね(笑)
posted by 藍旋 at 02:56 | Comment(4) | TrackBack(2) | フード
この記事へのコメント
トラックバック有難うございました。

確かに、成型肉が全て良くないと叫ぶのは良くありません。ただ、大体の例に於いて――コストを下げて提供することを前提としても――品質の低い食肉や内臓肉を結着剤や保存料を添加して成型し(内臓肉や脂身も質が高ければ結着剤は必要なく)、あたかもチャンとした肉として料理に出している所が多いわけです。
粗悪なのは名称ではなく、実物であるので、その良否を判断するのも実際食べてみて、各人が判断する他ありません(苦)
私は結局臭いや食感がダメだったので(苦)
良質な肉を用いれば成型肉でも素晴らしいモノが出来る筈ですが…

消費者の購買リテラシーと売り手のアカウンタビリティ、現代消費社会の除くことの出来ない要素が、この問題でもまた炙り出てくるのを関係者全てに感じて頂きたいです。
Posted by stickman at 2005年11月25日 18:53
stickmanさん、こんばんわ〜♪
少なくとも、成型肉と表示しないのが多すぎなのは問題ですよね!

私はフォルクスという値段相応の商品を出していると思うんですよね。品質がイイモノを欲しければ、高級なお店に行くべきだと思うんですよね。なので、回転寿司と対面寿司を持ち出してみました(笑)

今回のハラミという部分だとリン酸塩は必要だと思うんです。リン酸塩と横隔膜という性質上、逆に、リン酸塩が不要な状態という方が病的に思えるんですけど。。。ハンバーグのようにこねるわけではないので、コレに関しては品質の良否ではないと思います。

悪いのは表示の偽りであって肉ではないのに、肉が不気味であると思わせる報道が多いのが問題だと思うんですね。

これが最近よくある「バラ肉を重ね合わせて食感を良くしたトンカツ」のような紹介だとフォルクスは知恵を絞ってスゴイという印象になります。内臓肉というどこか判らない言い方をして誤解を生んだ、このメディアの姿勢に問題があると思い、今回の記事を書いてみました。
Posted by 藍旋 at 2005年11月25日 23:44
> 管理人様

結局、この一件ではフォルクスの社長が引責辞任することになったようでありますね。さらには成形肉の販売も自粛するということですが、確かに某恵比寿の人気トンカツ店に近いものがあるだけに、商売の仕方でここまで結果が違うのか、と驚くばかりでございます。
Posted by tenjin95 at 2005年11月26日 07:50
tenjin95さん、こんばんわ〜♪
そうなんですか!?(ニュースチェック!)
社長が退任されてますね。。。外食産業自体に疑惑の目が向くほどの出来事ですので、当然かも知れませんね。。。
これも、ちゃんと成型肉としてちゃんと詳しい説明もメニューに載せていたら、逆にBSEで供給に困っている中での知恵と褒められていたかも知れません・・・そう思うと、ちょっとした嘘でも、取り返しがつかないものなんですね。
信用の重要さを思い知りました。
Posted by 藍旋 at 2005年11月26日 18:10
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